タミヤ M-06
オンロード (グリップ)において、駆動部が、ピニオンとスパーだけで構成されている、ダイレクトドライブ車を除くと、ヨコモのYD-2TCと、このM-06が、現行車では発売されています(2018年時点)。
そのM-06を、初期のPRO発売から、5年後の2015(平27)年に新品で、手に入れました。
PROや Rといった、高性能版ではなく、ボディが付属するふつうのタイプです。


リア駆動のMシャーシ。
私が最初に買ったM-04では、サーキット走行で、度重なるスピンに悩まされ、すぐに手放したものです。
バッテリー横置きと、リア車軸前にミッドシップ置きのモーターが主因と断を下しました。ミレニアム以降になると、2駆バギーの大半は、バッテリー前後方向縦置き。リアエンドにモーターを配置することで、リアに重量をかけて、スピンを防ぐ造りが主流です。
2010(平22)に発売されたM-06PROは、ステアリングサーボの位置こそ、異なりますが、バッテリーとモーターは、2駆バギーにならった配置です。明らかなスピン対策を感じ取れました。
組み立て開始です。
デフ部の組み立てに関しては、内部のベベルギアに、アンチウェアグリスを塗りました。塗っただけで、詰めていません。また、5mm皿バネもはめていません。
明らかに、コーナーの加速が遅かったら、追って上記の細工をするつもりです。
それより、印象深かったことは、先に発売されたM-05では、このデフ部は白い成形色なのに対し、M-06は、黒い成形色で、際立ちを感じました。

リアセクションで気になったのは、ビス止め時に回転してしまうパーツ。小さく細いので、確実に押えないと筒状のパーツが回転し、正しく組めないのです。
この2か所。一体化すれば、部品点数を減らせ、製作もラクにできるというのは、単なる便利さを求める欲でしょうか?
それでも、パーツの方向やビス止め時に、特に細心の注意をするのは、このリアセクションと、あと一か所ですので、あとは、 他の車種同様の注意を払えば、おのずと完成します。



リアセクションを組んで、次は、フロントまわりです。
説明書通りに組むと、なんとタイヤ上部が外へ傾くポジティブキャンバーが、キングピンを見て明らかについています。これでは、曲がる際にタイヤのカドにひっかけて、転倒することが十分に想像できます。
アッパーアームを短くして、ネガティブの角度に調整しました。
最終的に、ロッドエンド同士がくっつく状態で組みました。
なお、はじめからボールベアリングとCVA(II)ダンパーを装着しました。

メカ類搭載で、完成!
2.4Ghzの受信機は、アンテナが短いことから、シャーシ左のトレイにあるスペースではなく、ホイールベース可変部に載せました。
次にVWビートルのボディを作ります。