自作2号車
(大改造2号車)
NEW!
2011(平23)年 計画開始 制作開始
2012(平24)年 完成 初走行

それでも、全然問題がなかったわけではなく、逆に速く走れたのが奇跡だという面も、浮かび上がりました。
その最たる問題は、パーツの穴あけの精度。
目を立てて、穴をあけると、中心がえらくズレた位置に開けられ、仕方なく本来の位置へ向けて削った箇所が多数です。
かなりカタカタの状態でした。
そこでこの車では、穴の開け方を変えて、対策することにしました。
自作1号車は、初めての自設計自作パーツで構成し、ホイール、タイヤ。ダンパーなどのどうしても既製品を使うパーツ以外は、タミヤDT-02のフロント部とギアボックスを残して、パーツを切り出しました。
完成後のチェックとその走りは、自分でも驚くほど問題なく走り、しかも速いのです。
初めて作った改造車が、何の障害もなく、すんなりと大成功をおさめたことは、大きな自信を得られました。


角パイプとFRP板。今回は、丸パイプの穴あけで、ズレないための対策をして、とりかかりました。
おかげで、ほとんど解消し、ビスやシャフトなどが斜めに通ることがなくなりました。
1号車では、DT-02のフロントセクションをそのまま流用していましたが、2号車では、材料を切り出してダブルトレーリングアーム式のサスを新たに作りました。アーム基部を、8mmアルミ丸パイプで作りました。
今回は、ボディも既存のものではなく、自作しました。ポリカ板の曲げ加工と、洋服用ハンガーの曲げ加工で、パイプ部分を作りました。
1号車の経験が活きて、早めに完成しました。
イベント前のテストでも、問題なく走りました。
ただ、テストでは、平坦な砂利で走らせたので、サーキットなどでは、まだ未知数です。
後になって、問題が出るのは、よくあることでして。


翌年の2013(平25)年になるまで、その欠陥は、全然出ず、同じイベントでようやく、発覚しました。
自作したフロントサス基部の、8mm丸パイプが、ジャンプの着地で、いとも簡単に折れました。

基部の剛性を上 げる対策に乗り出すことになるのですが、スチールの8mmが見つからなかったため、アルミの7mmと6mmの両パイプを内蔵する手に出ました。
一応、修理完了。ボディも新しく作り直し、完成させたはいいのですが、走行の機会に恵まれず4年経過。


ようやく機会を捻出できた2017(平29)年。
大きいテーブルトップを備えた、オフロードコースで走行開始。ストレート、コーナー、小さいジャンプともに問題なし。あとは大ジャンプだけと、操縦しながら思い描きました。
テーブルトップにさしかかり、跳んだところ、左フロントタイヤの向きが違う。
すべてが決しました。

アルミパイプ三重構造による強化も、いとも簡単に折れては、次なる策がすぐには見つかりません。
いつでも走行可能な自作1号車とは逆に、2号車は、改良のめども立たずに、丸パイプが折れたそのままの状態で、箱の中に眠っています。