タミヤ SU-01
(エアロアバンテ)
NEW!

2015(平27)年 第一弾 ライトニングホーク発売
2019(令元)年 エアロアバンテ購入
2008(平20)年ごろに、タムテックギアという370モーター車のシリーズが発売され、その後継として登場。
発売前までは、別のシリーズ名を予定していましたが、スターユニットというシリーズ名に変更され、登場しました。
T3-01とSW-01で、シリーズの確立を見ましたが、そのルーツであるSU-01シャーシは、存在感が薄い感じです。
SW-01でスターユニットに触れ、T3-01で新機軸を楽しんだのですが、では、SU-01はどうなのかと思い、2021年8月現在の発売順とは逆に、SW、T3、SUの順で手に入れました。
エアロアバンテの完成車ではなく、組立キットの方です。したがって、安価に手に入っています。
手持ちの受信機とESCも搭載できると予想して、買いました。


その組み立てですが、ステアリングサーボの取り付けに、サーボマウントとビスではなく、サーボケースのステー部(ミミ)にはめ込むモールドと、両面テープで固定する、作りやすさに徹した新たな手法がとられています。
前後サスペンションの、B5番、B6番に付けるパーツを間違えさえしなければ、あとは比較的簡単に組むことができました。
ただ、指定のTRU-01ユニットではなく、受信機とESCを積むには、コツを要するシャーシ構造でした。
ボディは、キットそのままに作って走行。
私から見ると、ゆったりとした走りですが、新規にRCカーを始めた場合であれば、速く感じるでしょうか。
540モーター車では、性能を発揮できない狭い走行場所においては、最適といえます。
逆に、既存のサーキットなどの走行場所では、540サイズモーター車とのスピード差が大きく、クラッシュ率が高く、走行は困難といえます。
チューンナップするにしても、ボールベアリングと370トルクチューンでも、簡単に差が縮まりません。
ノーマルで、狭いスペースをゆったりと走るか、大規模な改造でしょうか?


この車。ミニ四駆を思わせる、左右端ローラーを付けた、トレーニングバンパーが付属しています。
発売前後の当初は、角のないコーナー外側のフェンスに沿わせてコーナリングさせる、操縦がおぼつかない場合に向けた用意がなされていました。
しかし発売後、そのフェンスとトレーニングバンパーを用いた走行風景は、私の目からは、見ることがありませんでした。
RCカーを新規に始める一歩目としては、考え抜かれていただけに、残念な感じです。
何回かの走行後、念のためメンテナンスをしましたが、SU-01は、作りやすさは感じるのですが、そのためか、整備、修理はしづらいです。
まず、フロントのホイールを外す際、ハブを指などで押さえないと、ビスをゆるめる ある位置からゆるまずに、一緒に空転します。そこで、ハブを指で押さえますが、細い私の人差し指で、ようやく押さえられる間口の狭さです。
手が大きく、指が太い場合は、ホイールの脱着は困難といえます。
もう一点は、ステアリングサーボの出力軸のビスがゆるんだ時の、増し締めです。


数回の走行で、ダイレクトサーボセイバーホーンをとめるサーボ出力軸のビスは、少しずつゆるんでいきます。
ゆるんだビスの増し締めをしますが、たいていの車種は、そのまま直接ドライバーで締めることができます。
一部の車種では、サーボステーをとめる2本のビスを外してから、サーボを外して締め直せます。
しかし、このSU-01シャーシは、シャーシフロント部と、それをとめるビスに遮られ、ドライバーが挿せる余地がありません。
しかも、サーボは、シャーシ上下に挟まれて固定されているため、シャーシ上下をとめる多くのビスを外して、上下分離させるハメにあいます。
ゆるみがちな出力軸のビス1本をしめ直すために、シャーシの上下分割が必要なのは、手間がかかります。
RCカーを新規に始めるあたっては、簡単なメンテナンス性も、重要な要素だと思います。
私のこの1台は、今後は改造しようか 、思案中です。